三菱ケミカルホールディングスKAITEKI Value for Tomorrow

CIOメッセージ

新たな視点を取り込み、リスクを恐れず、グローバルな連携を深めて、イノベーションの力を強化します。

 社会や技術は、これまでにない速さで変化しています。このような環境は、MCHCグループにとって挑戦すべきものであり、また大きなチャンスでもあります。当社の成長性と収益性を高めるために、イノベーションは確かに不可欠な要素ですが、過去のアプローチだけでは成功できません。我々は、イノベーションサイクルを加速させ、化学業界のみならず、また日本国内にとどまることなく、積極的に視野を広げていかなければなりません。世に出てきた斬新なものはいつどこで生まれようが、これを活用すべきなのです。

 フォーカス市場で次世代事業を早期実現するため、MCHCグループは多面的なアプローチでイノベーションに取り組んでいます。現行の技術や事業分野、それに隣接する分野では、MCHCグループの事業会社4社が中心となり、広範なR&D施策を実施しており、さらに4社間のシナジーを最大限に活用して、価値創造につなげています。また、私が率いる先端技術?事業開発室では、デジタルトランスフォーメーション、コーポレートベンチャー活動、新規市場開拓といった活動において、MCHCグループ全体にわたる新しいプラットフォーム機能を導入しています。例えば、生産活動の高度化を図るデジタル関連の取り組みにより、最終収益に好影響が表れつつあります。また、短期的な事業成長を重視したベンチャー企業との協業は急速に拡大しています。

 当室が確立したこれらの新プラットフォーム機能は、既存を超えた技術?事業領域の拡がりを可能にし、株主価値のさらなる向上を生み出す役割も果たしています。当社は、新たにコーポレートベンチャーキャピタル?ファンドとして、2018年7月にシリコンバレーに拠点を置く子会社Diamond Edge Ventures, Inc.を設立しました。初期の投資案件は、破壊的イノベーションのための戦略的橋頭堡として機能すると同時に、当社が新規市場へ参入するための扉を開きつつあります。現在、MCHCグループのサプライチェーンにおけるデジタルトランスフォーメーションや、10年後には主要市場となり得る新興市場向けの新しいコンセプトを創出しようとしています。

 我々はMCHCグループの説得力のある長期的ビジョンを策定しています。その中核の一つを担うのが地球快適化インスティテュートです。また、世界経済フォーラム(WEF)と連携し、3Dプリンターやヘルスケアのデータシステムなど、重要な分野における政策的枠組みを構築しています。私自身も、産業競争力懇談会(COCN)で初の外国人実行委員として、日本と海外の産業界の橋渡しをし、お互いの理解をより深めるべく引き続き努めていきます。

 CIOとして3年目を迎えましたが、当社の将来についてこれまでになく期待に胸を膨らませています。株主価値を絶えず重視しながら、成長と変革の基盤を構築していきます。イノベーションこそ、全ての出発点なのです。

執行役常務
Chief Innovation Officer
ラリー?マイクスナー
2019年9月(「KAITEKI レポート2019」掲載)

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